Profile
同善病院副院長。コミュニティホスピタル協会が展開する「人生をみる医師を育てる総合診療専門医プログラム」CCH総診の指導医。患者さんの診察から実臨床、管理業務、コミュニティホスピタルのプログラム開発などの業務も行っている。
Q
この街と同善病院の印象や魅力についてどう感じますか?
最初の見学時に自転車ツアーをしたんです。 この辺の診療圏を、リハ職の方に連れられて。 その時に「なんてディープな街なんだ」という印象を受けました。 「面白そうだな」というのと、「すごく大変なことになりそうだな」と両方の感覚がありました。 実際に来てみて、想定以上にディープでしたね。 街の特性というか、人の、文化圏の密集具合とか。 僕がいた愛知県では同じ市内だったらどこでも大体似ているイメージを持っている土地でしたが、東京は区ごとにカラーややれることが違う。 いろんな文化がめっちゃ狭いところにあるとか、区を跨ぐことによって大きく変わる、いろんな文化圏があるということは、大変だし良いとこ悪いとこを知れて勉強になるなと思っています。 地域の魅力とともに、同善病院の魅力はやっぱり歴史があることだと思っています。 小学校から始まり保育園になり…形を変えながら「地域の生活レベルを上げるために何ができるか」という考えに根ざしてやってきたところがある場所。 そこで働ける面白さがあるなと思います。 今、地域活動などを通して再び地域側からも歓迎されている病院になってきている。 小病院は今後もっと地域とのつながりも求められているのではないかなと思いますし、他のコミュニティホスピタルを作るにあたっても参考になるなと感じました。
Q
やりがいを感じる瞬間はありますか?
患者さんの症状や疾患だけを見るのではなく、背景などに耳を傾けて診療する。 自分も患者側としての原体験があるので、そんな医療をやりたかったんです。 自分がやりたかった姿に近づけている、やりたかったことをやれているのかなと感じます。
Q
ワークライフバランスはとれていますか?
結構取れています。 育休もとったし、夜にゆっくりするプライベートな時間もありますし。 自分の生活を犠牲にして、というのはあんまり考えていないです。 仕事が好きだからやっちゃってるという部分はありますが(笑)。
Q
今後チャレンジしていきたいことはありますか?
コミュニティホスピタルを広げるということに他ならないですね。 そしてやっていく中で、「人」が本当に大事だなと思ったので、一緒に働く人を支えたい、育てていきたいと思っています。 働きがい、働きやすさをみんなに持って欲しいと思っています。 そのために僕ができることをどんどんやっていこうとしています。 同善は年齢層が若いので、勉強しようと思う人の割合が声かけをすれば結構いるのかなという印象があります。 月に2回勉強会を開いていてそう感じましたね。 勉強会って、今必要としていない分野のハードルは高く感じるけど、コミュニティホスピタルは取り扱う分野が非常に広いので、今困っていることや直面していることにつながる勉強も多いと思います。 自分が意図してそうなるようにも内容は設計しています。
Q
どんな方に同善に来て欲しいとお考えですか?
医療職を経験したことのある人の方が、この病院のやっていることが不思議だと感じる人もいると思うんですよね。 例えばレセプト(診察報酬明細書)で点数を稼ぐことに何よりも従事して来ました!って方からすれば「地域活動って何?」となるかもしれない。 経験や今までやって来たことは関係なく、「この病院がやっていることは素敵だな」と感じてもらえる人に来て欲しいです。 そう言えるのは、同善がちゃんと教育をしようとしているからでもあります。 世の中の中途採用が欲しい組織は教育に比重を置いていないから。「即戦力」を求めるのもそうです。 どんなに経験があっても、その職場で働いて慣れていくのは大変だと思います。 同善はその教育部分をおろそかにしないようにしています。
Q
求職者に向けて一言お願いします。
新しいことをやってみたいとか、地域やご家族や患者さんのために何か表現をしたい、チャレンジをしたいという人が集まれる場所になれるといいなと思います。 ライフプラン、キャリアプランも含めてその人の生き方やペースは大事にしていきたいと思います。子育て中の人もめっちゃ多いですし、介護をしている人もいますし、いろんな背景を持ってみんな働いていてそれは一人一人が違うので。 Welcome!!!!!ぜひお待ちしています~!
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